社長日誌_2024/09/09Ⅱ

 

 

中澤達浩が日々の家づくりを日誌にしてます。

社長日誌―2024/09/09Ⅱ

地元だからこそ見えること、そして外から見る地元の価値

地元だからこそ分かること、そして地元でないからこそ分かること。どこかの営業マンが話しそうな内容ですが、今日はその話をしたいと思います。

福島の方言と「気づき」の授業

友人が「子どもが小学校で福島の方言について調べてきなさいって宿題を出されて困っている」と、私のもとに相談に来ました。彼は「毎日使い慣れている言葉なのに、先生が『福島の方言ってなんでしょう?』なんて小学生に聞いて分かると思う?」と、宿題を出した先生に対して憤慨していました。確かに、普段使っている言葉が「方言」だと気づくのは難しいものです。

でも私は、「普段のことをそのまま流すのではなく、“気づき”を促す授業の一環なんじゃないか?」と、友人をなだめました。

地元愛と知識のバランス

小さい頃から地元に住んでいることによる地元愛は、とても大切なことです。しかし、本当に地元を愛するのであれば、地元のことをもっとよく知らなければいけません。地元のことを知るためには、地元にいるだけでは十分ではありません。方言の例からも分かるように、地元に住み続けるだけでは気づかないこともたくさんあります。

他県から来た視点がもたらす価値

私は山梨県出身ですが、他県から来た人だと批判する人もいるかもしれません。しかし、私は福島に25年住んでおり、十分に福島のことを理解しています。それどころか、福島以外の場所にも住んだ経験があるため、福島を客観的に観察することができています。

友人が私に相談したのも、そういった経緯があったからでしょう。だから私は、方言の最も基本的なことを友人に伝えました。「何よりも、イントネーションが最もな方言だ」と。

イントネーションの違いがもたらす驚き

福島に来たばかりの頃、話の内容は日本語なのに理解しにくいと感じたことを覚えています。その時、私は話に集中し、注意深く聞くことに専念しました。イントネーションや話の区切り方が違うことで、同じ言葉でも異なって聞こえるのだと気づきました。

たとえば、福島では川にかかっている「橋」と、ご飯を食べるときに使う「箸」が区別無く聞こえました。この話をしたとき、友人は驚いて笑い転げ、「その違いを方言として宿題の回答にする子どもはいないだろう」と言っていました。

他県から見た地元の改善点と魅力

こうして、私は他県から来たからこそ、福島の風土や文化、その魅力や改善すべき点をよく理解できています。地元で育ったことの利点も重要ですが、多様な経験を積み、福島に住み、注意深く観察し考察してきた私だからこそ、福島を客観的に改善し、より良い暮らしのために役立つ知識を持っていると自負しています。

 

「イノベーションが本当に良いことなのか?」と言われると疑問ですが、一つ言えるのは、これまで人々は生活をより良くするためにさまざまな改善を続けてきたということです。手紙が固定電話に、固定電話が携帯電話に進化し、今や携帯電話は自分の位置を知ることができたり、音楽を楽しんだりと、生活を豊かにしてくれます。イノベーションは人々の生活をより良く、豊かにできることは確かだと思います。

 

 

 

 

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