社長日誌―2024/09/08Ⅰ

 

 

中澤達浩が日々の家づくりを日誌にしてます。

社長日誌―2024/09/08Ⅰ

汚れのメカニズムを解明する

汚れについて、「なぜ汚れるのか?」「どうやって汚れが落ちるのか?」と考えたことがありますか?

私がこの疑問に気づいたのは、ある雨の日のことです。自然界には洗剤というものが存在しないことは、誰もが知っていることでしょう。そんなある雨の日、大きなカタツムリが葉っぱの上をゆっくりと散歩しているのをぼんやりと眺めていました。

考えてみれば、雨の日以外にカタツムリを見る機会はあまりなく、晴れた日にはどうしているのだろうと、ふと考えました。ある晴れた日、恐らく同じカタツムリだと思われるものを見つけたのですが、泥まみれで殻を閉じていました。そして、また雨の日に同じカタツムリを見かけた時、あれほど泥だらけだったにも関わらず、殻は驚くほどきれいになっていました。

その時、私は「汚れ」のメカニズムについて調べてみようと思ったのです。

それまでの私は、洗剤をたくさん使えば使うほど、汚れがよく落ちると思っていました。洗濯時に洗剤の量と汚れ落ちは比例するものだと信じていたのです。しかし、それは間違いでした。汚れのメカニズムを知ってからは、その考えは一切なくなりました。

汚れとは何か?

きれいな紙の上に鉛筆で線を引くと、黒い線が見えます。この線が「汚れ」だと仮定しましょう。鉛筆の線を消すには消しゴムを使いますが、なぜ消しゴムで線が消えるのでしょうか? それは、消しゴムが鉛筆の黒い成分を吸着して、紙から剥がしているからです。

しかし、カタツムリの殻の汚れは、消しゴムで消されたわけではなく、雨で自然に落ちていました。カタツムリの殻のように、雨で汚れが落ちる現象を目指しているのが、私たちの作る外壁なのです。

なぜ雨で汚れが落ちるのか?

水がかかっただけで汚れが落ちるなら、どの家もきれいなはずですが、実際はそうではありません。世の中の家々を見渡すと、晴れた日のカタツムリのように、汚れている外壁が多いことに気づきます。雨だけで外壁の汚れが完全に落ちる家は少ないのです。

では、A.C.Regalieエーシーレガリエの外壁は雨で汚れが本当に落ちるのでしょうか?

ここで、汚れを落とすメカニズムについて考えてみましょう。

汚れを落とす仕組みとは?

外壁に限らず、衣類の汚れも同様ですが、汚れを落とすとはどういう仕組みなのでしょうか?

先ほどの鉛筆の線は、消しゴムが吸着して紙から取り除きました。同じように、水で外壁や衣類の汚れを落とす場合、水が汚れを吸着し、取り除くことが必要です。しかし、水は消しゴムのようにうまく働きません。汚れを落とすには、汚れと外壁の間に水を通さなければならないのです。

カタツムリの殻を顕微鏡で見ると、表面には細かい筋があり、その筋を水が通ることで汚れを浮かせて取り除いていることがわかります。

A.C.Regalieエーシーレガリエの外壁材の秘密

では、A.C.Regalieエーシーレガリエの外壁材にも同じような筋があるのでしょうか?実際には、そのような仕組みはありません。しかし、どうやって汚れを落としているのでしょうか?

汚れを落とすポイントは「汚れと外壁の間に水を通す」ことです。

分かりやすく、衣類の洗濯で考えると、洗濯物は洗剤を使うことで汚れ落ちが良くなりますが、なぜでしょうか?水だけでは落ちない汚れを落とすために、洗剤は水をなめらかにする役割があるのをご存じですか?水の粒子同士は互いに引き合っていますが、その引力を弱めることで水がなめらかになり、なめらかになった水はより細かい繊維の間を通り抜け、汚れを取り除くのです。

私たちが使用している外壁も同様の仕組みです。水をなめらかにし、汚れの下に回り込ませることで、汚れを外壁から剥がし、外壁をきれいに保つことができるのです。

今日は、この「汚れを落とす」科学的な発見についてお伝えしました。

 

 

 

 

 

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