ここでは、従来の基礎の欠点から生じるシロアリの侵入経路、シロアリの好む環境、床下の通気や使用木材といった対策について詳しく説明しています。
シロアリは、建物に大きな被害を与える害虫です。主に木材を食べるため、住宅の木材を脅かすことがあります。
適切な基礎はシロアリの侵入を阻止する役割を果たします。シロアリ被害を防ぐためには、建物の基礎の設計が非常に重要となります。
イラストのようにシロアリ被害、水の侵入被害を招く恐れがあります。1回目と2回目のコンクリートの打ち継ぎ部にゴミやコンクリートのカスが溜まり、作業的に一体の基礎成型のコンクリートとならず、致命的な不良が起きます。
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この問題を解決したのが
約9割のコンクリートを1回で流し込むため、作業的な不良を解決しています。
シロアリは湿気を好み、風通しの悪い、暗くて湿った場所を経由して建物に侵入します。
基礎通気の方法は、基礎パッキング工法です。
主な進入経路
- 土壌からの侵入
- 基礎のひび割れや隙間
- 水道管や電線の通り道
- 木材の接触部分
基礎の高さが増すことで体積も増し、空気の循環が悪くなる結果、湿気がこもりやすくなります。これにより、シロアリが好む暗所、湿度、通気の悪さという3つの環境条件が整うため、シロアリが生存しやすい環境となります。
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この問題を解決したのが
入ってきた空気の風速が上がり、水分がどんどん外に排出されます。なんとベタ基礎の20倍効果的に!!
シロアリが好む3大環境の二つが無くなり、シロアリが生存しづらい環境となります。※構造の体験会で風通し等をお確かめ下さい。
他社、営業マンに言われた事…
他社でこのグランドスラブ基礎、「床下点検できませんよね!」と、営業マンに言われた方がいらっしゃいました。さて、あなたもこの営業マンのように疑問を抱きますか?
「床下の点検の必要性」とは?
床下に空間を確保する主な理由は、シロアリ駆除のためです。点検が必要なベタ基礎は、不完全な基礎と言えるかもしれません。点検を行うことで、定期的に費用が発生する事、点検を行わない場合のリスク…。
この後の土台対策を併せてご覧頂ければ、床下点検が不要であることがもたらす、多くのメリットをご理解いただけるでしょう。
※排水・給湯・給水部分など…もっと詳しくは構造の体験会にて!現地で実際に見ながらご説明致します。
使用する木材によって被害のリスクを減らすことができます。シロアリは主に木材を好んで食べます。
シロアリ駆除剤散布の土台
5年に一度シロアリ駆除の薬品散布が必要となる。薬品の安全性も疑わしいため健康を害する恐れがある。(化学薬品で防蟻処理が施された木材)
ー社長の小言ー
要は農薬です。”和歌山毒物カレー事件(1998年)”の時も、『駆除薬品は安全』といい、それまでどのメーカーも使用していた薬品でしたが、このカレー事件をきっかけに改良され、現在は5年(当時は10年)で効果が切れるようになりました。駆除薬品を散布した土台を、私の自宅では使用していません。尚且つ、私たちを信頼してきてくださる皆さんの自宅で使用できるはずもありません。
ヒノキの土台
ヒノキはシロアリに強いと言われてきましたが、実際に実験をしてみた結果・・・
[一ヶ月のシロアリ実験]
(結果)
ヒノキには多数の蟻道が伸び、このまま実験を続けると材料自体に被害が出た可能性あり。
(結論)
ヒノキはシロアリ駆除の薬品散布が必要となり、5年毎に薬品散布が必要となる。
ヒバの土台
(結果)
ヒノキチオールという殺虫成分により、シロアリに対してある程度の抵抗性があるため被害の拡大を防いでいる。
(結論)
自然にシロアリ被害を減らすことができるため、生涯シロアリ駆除の薬品散布が不要。家計に優しく、健康的な生活ができる。
スギの土台
(結果)
ほぼ外傷なし
(結論)
この実験で、最も「耐犠牲がある木材」と言われたが、土台の使用には適していない。
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これらの実験結果をふまえて
木材サイズを12㎝とし、
●土台に米ヒバ
●柱や外側の木材は杉材を使用し、
薬剤における健康被害が出ないように材料選定をおこなっています。
もちろん断熱にこだわるので、外部から室内に入る金属(ホールダウン金物)柱と基礎をつなぐボルトも断熱します。その際使用する断熱材も、シロアリに食われない素材を使用しています。
ウレタン断熱材使用について
A.C.Regalieのウレタン断熱材の使用制限は、光の当たらない部分、金属結露と断熱の補助部位と極めて部分使いとしています。ウレタン断熱材の性能を良く理解し使用しています。詳しくは構造の体験会にてご説明いたします。
基礎断熱をし、床下で適切な換気を行うことで、湿気を減らし、シロアリの侵入リスクを下げることができます。
ではなぜ、A.C.Regalieが基礎断熱を採用していないのか?
A.C.Regalieが
基礎断熱を採用しない4つの理由
※詳しくは構造の体験会にてご説明いたします。
シロアリの被害を防ぐためには、侵入経路を遮断し、基礎の施工や通気工法を適切に行い、使用する木材を慎重に選ぶことが重要です。そして、防蟻耐性のある木材を使用し、建物全体の湿気対策を徹底することで、シロアリからの被害を最小限に抑えることができます。