エアコン1台で家全体が涼しく(暖かく)なったり、自然の素材でぬくもりを感じたり、自慢できる大手メーカーの家だったりと、いろいろな快適さがあります。でもそれらの快適さを楽しむためには、健康でいることが大事だということを、私たちは気づきました。
たとえば、健康を損ねると自慢できるものを見せる相手とも会えなくなったり、体が痛くて快適さを感じられなくなったりします。病院に入院したとき、温度がちょうどよくて快適に感じたことがある人もいるかもしれません。でも、もし家が病院よりもっと快適だったらどうでしょうか?
たとえ体が完全には治っていなくても、医師から「まだ入院が必要」と言われても、早く家に帰りたいと感じるでしょう。
長生きするのがいいといっても、ただ長く生きることだけが大切ではありません。たとえ長生きしても、ずっと病院で過ごさなければならないとしたら、それは不便なことです。
私たちは、自由に健康で、経済的にも精神的にも豊かで、安心して生活できることが本当の「快適」だと考えています。
私たちの家づくりは、そんな快適さをいっぱい詰め込んだものです。具体的にどのように家を作っているのか、どんなところが快適なのか、そしてどんな工夫があると快適になるのかを、ここで紹介しています。
A.C.Regalieの家は、外断熱と、接着剤を使わない2重のグラウウール内断熱となっています。このトリプル断熱のおかげで、エアコン1台で家の中をどこでもほぼ同じ温度に保つことができるので、どこでも快適に過ごせます。
猛吹雪の日でも、すごく暑い日でも年中どの部屋でも快適な家を提供しています。
数値が示すA.C.Regalieの快適性能:
●UA値(断熱性能の指標)=0.22W/㎡K
●C値(気密性能の指標)=0.38㎠/㎡(平均)
これらの数値が、家がどれだけ快適かを表しています。
また、UA値によって、断熱等級1~7の範囲で家のランクが分類されます。
具体的には下記の表をご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html 国土交通省HPより引用
数値がもたらす経済的な効果
秋冬はもちろん、真夏の猛暑や真冬の極寒の時に、室内の「快適な温度」を維持する。また光熱費の違いも出てきます。下記の表は、断熱等級(UA値で年間の光熱費の違いの一覧です。
2024年建築 37.58坪の家で光熱費を比較
健康とは?毎日気がつかないけれど、快適に過ごせることを意味します。
風邪やコロナの時や熱中症、室内の温度差による血圧の変化も健康な状態ともいえません。肌荒れやアトピーも同様です。
こういった症状で病院に何度も通う、通院の苦痛も健康な状態とはいえないと私達は考えます。
私達はすべての家で、35年後・55年後と2種類の時期において光熱費の計算をしています。
目安として
35年後は、住宅ローンが終わる最長時期。
55年後は、老後の生活を楽しむ時期、と考えています。
もちろんすべての方にこの時期があてはまる訳ではありません。個別にも計算しておりますのでご安心下さい。
エアコン1台の精神的な快適性
なぜ?エアコン1台にこだわるのか?
もちろん、エアコンの初期購入費用、買い換え時の購入費用の負担を減らすというのもありますが、故障や壊れた時、買い換え時期に「何台ものエアコンをどうにかしなければ…」と思うのは大きな精神的な負担となるでしょう。
また、例えば家電量販店で何台ものエアコンを検討し、店を何軒もまわるのも大きな労働です。そういった精神的な負担をなくした快適性をご提供しています。
エアコン1台の経済性
2024年7月21日(盛夏時期)、構造体験会時の実験に基づいたお話をします。
建物性能
UA値=0.32W/㎡K(断熱等級6)、
C値=0.4㎠/㎡
75.16畳(37.58坪)の家(6LDK想定)
10畳相当のエアコン(28K) 20℃設定、
室内温度:
天井、室内壁面温度が約22℃。
家中がワインセラー並みの涼しさを一日通して維持しています。
この実験対象の家(6LDK想定)をモデルに比較します。
断熱等級6の家の場合
エアコン1台(10畳用)の買い換え合計 約35万円
断熱等級4以下の家の場合
エアコン6台(18畳用、10畳、8畳、6畳3台) 37万、35万、32万、26万×3
買い換え合計
全6台買い換え182万。
3台買い換えの場合104万。
(コジマネット2004年日立xkシリーズにて算出)
断熱等級6と断熱等級4の家のエアコン買い換え差額
6台買い換え差額147万、3台買い換え差額69万と、買い換え時の支出(約10年毎)は、大きな負担となります。エアコン1台で涼しい家の経済性は多くなります。
ちなみに30年間ですと、この差は3倍となり、6台買い換え差額441万円、3台買い換え差額207万円。
エアコン1台で涼しい家は、長い目で見るととてもお得です。
外壁メンテナンス経済的な快適性
サイディングの場合新築から12年~15年で塗り替えが必要です。
メンテナンス保証がある会社の場合、塗り替えを行わないとメンテナンス保証が継続しないらしいです。(保証書に小さく書いてあるらしいですご注意下さい。)
2回目以降の塗り替えは、7年毎となります。
これらを踏まえると35年住宅ローンの間に、4回の塗り替えが必要となります。
サイディングの1回の塗り替えにかかる費用は、おおよそ1回約300~500万となります。
外壁をサイディングにすると、35年間に1200万~2000万の支出となります。
この費用は、子供一人の大学を卒業させる費用相当します。
サイディングはこの様なメンテナンスと費用が発生しますが、そのまま放置が多いです。色あせた外壁や部分的に壊れた外壁の家が見受けられるのはこのためです。
A.C.Regalieの塗り外壁は、約30年家がキレイなままです。
塗り替えが長期に不要の外壁を使用して、1200万~2000万、家族に心置きなく投資できます。
外壁メンテナンスの精神的な快適性
外壁の塗り替えとなると、業者選びのために、多くの時間を費やすことになります。
業者を探すところから、金額が妥当かどうか、そして金額交渉。ようやく塗り替え業者が決まると、今度は工事期間中、家が覆い隠されます。工事の音もしますし、知らない人たちが出入りもします。ようやく塗り替え工事が終わったら、品質チェックをしなければいけないのですが、品質判断など、どの様にしたらよいか分かりません。
A.C.Regalieの塗り外壁はこういった精神的な負担なく、快適に過ごすことができます。
シロアリ駆除の経済的な快適性
シロアリ駆除薬品土台を使用した家の場合、5年に一度シロアリ駆除の薬品散布が必要です。薬品散布せず、家にシロアリが発生した場合、家の木材に被害が出ています。
ですのでシロアリ駆除は5年に一度、予防接種と同じ感覚で行うことが必要となります。
シロアリ薬品散布費用は、一坪当たり約15,000程度(1階坪数)です。
総2階40坪の家ですと、1階の坪数が約20坪×15,000円=300,000円。これが5年に一度必要な費用です。35年の住宅ローンの間だけでも、7回×30万=210万円が必要となり、その後も継続的に費用をかける必要があります。
A.C.Regalieの家は、シロアリ駆除を生涯行わなくてよい木材を使用しています。生涯この費用が一切かかりません。
シロアリ駆除の精神的な快適性
シロアリ駆除は5年に一度必要です。その度に費用をかけるか判断を促されます。
また、メーカーサポートがない場合は、自身でシロアリ業者を見つけ選定し、見積もりの検討をしなければいけません。何人もの人と交渉したり、その後もシロアリの駆除工事で家に業者を出迎えたり、駆除工事が終わるまで、一日の大半の時間が無駄になります。
シロアリ駆除を生涯行わなくてよい木材を使用している場合は、そういった面倒が生涯ありません。
生活の経済的な快適性
いうまでもなく、ガソリン、灯油、電気…と言われる生活を支えているエネルギーの元となっている原油価格は高騰しています。ここ数年は、高騰をしていく情勢で、家計に大きな影響を及ぼしています。こんな状況で家計費の出費はかさむばかり。
だからといって、発電装置を設置したとして?
太陽光発電設備設置も時が来るとメンテナンスや交換・廃棄と将来的に費用が必要になります。
一方、性能の良い家の場合は、メンテナンス費用は生涯不要です。そして、電気を使う量が少なくて済みます。意識せずとも家計の出費を抑えられるため、世の中の燃料の価格の変動に対してさほど影響を受けません。
生活の精神的な快適性
ドアの開けっぱなしは、暑い夏や寒い冬はとても敏感になっている方は多いはずです。
それに付け加え、使用頻度の低い部屋、(脱衣所・トイレなど)に行く場合、朝起きて布団から出る時など…、ストレスを感じていませんか?
A.C.Regalieの性能を重視した家づくりでは、日々の小さなストレスを感じることなく生活を自由に行えます。
家は、薬品・接着剤が使用された材料でつくられることを知っている方は少ないです。専門家でない場合は大抵よく分かりません。ですから専門家である私達が材料をしっかりと選定し、健康的な暮らしをご提供していかなければいけません。
健康被害をおこさないため、24時間換気システムの設置が義務づけられていますが、24時間換気扇頼りの家づくりで起こるいくつかの健康被害についても、ここではお話しいたします。
シロアリ駆除の薬品
シロアリ駆除薬品の安全性は、醤油の安全性よりも低いと薬品メーカーはいいます。
しかし、シロアリ駆除の薬品は、いわゆる農薬です。
安全だといいながら、これまで多くの薬品が販売禁止や使用中止になっています。シロアリ駆除薬品も和歌山毒入りカレー事件以降、当時の薬品は使用禁止となっています。薬品の歴史を見ると、安全性が確かなものなど一つもないことがよく分かります。
5年毎にシロアリ駆除を行う際には、その度に「一週間小動物を家から避難させて下さい」と業者から言われます。小さなお子さんや赤ちゃんにも影響が出るそうです。大人にだって影響はあるだろうと私達は考えています。
ですから私達は、より安全を高める家づくりをするため、シロアリ駆除の薬品を生涯使用しない木材を使い、家づくりをしています。
24時間換気システム
多くのA.C.Regalieユーザーは、24時間換気に疑問を持っています。
「24時間の換気は何年続ければよいのか?」という質問が多く寄せられます。
建築材料だけでなく、研究論文の中には新しい家具や防虫剤によるシックハウスの被害も報告されています。
冬場に24時間換気を続けると、乾燥した外気が室内に入ってきます。ですから冬場、室内が乾燥します。冬場、室内の適切な室内湿度は40~60%ですが、換気扇を回すことで20%台まで湿度が下がり、喉の痛みやウイルス感染リスク、肌の乾燥などの問題が生じる可能性があります。したがって、24時間換気の使用を控えるには、私達専門家による建築材料の選定がとても重要です。
新築後5ヶ月から5年の間に建材からの放散が減少するという研究もあり、24時間換気を停止する時期は一概には言えません。建築材料だけで無く、生活の中で使用する防虫剤などにも注意を払うことも重要です。また、衣類の収納が寝室にある場合や続き間になっている場合など防虫剤を置かないことも重要です。
A.C.Regalieでは、こういった知識の上に、単純に24時間換気扇の設置をするのではなく、収納と寝室の間取り関係、換気扇の位置や種類、使用建築材料の選定を行っております。
断熱材
断熱材はとても種類が多く、専門家でもその選定を間違う場合があります。
単純に性能値だけで断熱材を選定してはいけません。
それは、断熱材の選定や施工方法をちょっと間違っただけで、その断熱材の効果は“ゼロ”にもなるばかりか、健康被害も出る可能性を多く含んでいます。
例えば
グラスウールには、ピンクやイエローの色がついています。それが接着剤だと知り、危険の可能性を含んでいると認識している人は、専門家でもとても少ないです。
温度が上昇すると、揮発性物質は揮発し影響を及ぼします。外壁の温度は、夏場80℃を超えます。その状態でグラウウールの接着剤が揮発するのは明らかです。
そのため、私達が現在使用している、接着剤“ゼロ”揮発性物質“ゼロ”ノンホルムアルデヒドのグラスウールが発表されるまでは使用できませんでした。
現在私達の使用するグラスウールはこの上なく安全を確保しています。
躯体内結露と透湿特性と閉湿特性
福島は他県に比べて、夏場の湿度が高いと多くの方が知っています。これは福島特有の気候だと知って下さい。そんな福島で、壁の中の結露を心配しない専門家はいないと信じたいです。少なからずA.C.Regalieは壁の中の結露はとても重要な問題だと認識しています。
壁の中で結露が起こると、木材の腐食のみならず、断熱材の性能も激減します。結果、家の性能が落ち、冷暖房費が増加する悪循環が起こります。
最も注意しなければいけないのは、躯体内結露が頻発すると、壁の中にカビが発生し、それが原因となる咳やアトピーの研究報告もありますので、躯体内結露の解消を軽視はできません。
それらに基づいて、A.C.Regalieでは、透湿性にこだわり素材選定をしています。しかし、単純に湿気が通れば良いという事ではありません。夏場と冬場で、透湿の変化に注意を怠ってはいません。季節によって閉湿も重要な事を知っています。
A.C.Regalieでは、透湿、閉湿双方をおこなう素材の組み合わせ、福島の湿気の多い夏と乾燥する寒い冬でも、健康的な家となるつくりをご提供しています。
公共機関の利用
救急車の出動回数が増加傾向にある事はご存じだと思います。
簡単に救急車を呼んでしまうことも、理由の一つかもしれませんが、気候変動と家の性能にギャップがある事が現在注目を集めています。最近の夏の異常な暑さと室内での熱中症の発生件数増加はそれを物語っているようです。
自宅で健康で過ごせることは、自身の快適性を増す事ばかりではありません。
家の性能向上は、救急車の出動を少なくさせたり、病院にかかる回数の減少や通院回数を減少させたりと日々の辛さを取り除けます。
そればかりでなく、公共機関の利用回数を少なくすることで、社会貢献にも、緊急の方のために利用できる機会も増やすことに繋がります。