お寺の庫裡(住職が住む住宅)は、通常は地元の大工さんに依頼するのが習わしですが、A.C.Regalieの性能の家に住みたいというご要望を受け、私たちが設計施工をしました。
建築するにあたってのご要望は、ほぼ毎日人が出入りするお寺の特性を考慮し、プライベートな空間と訪問者に失礼のない空間を明確に分けることでした。
当初、二間続きの和室や床の間といった伝統的な和風の間取りをご希望されていましたが、打ち合わせを重ねるうちに、現在と未来のニーズに合った間取りが見つかり、使い勝手、プライベート、趣味の空間を十分に活かした設計になりました。
和室を客室とし、世代を問わず、訪れる方々に配慮したバリアフリー設計を採用したり贅沢すぎないデザインながら風格も備えるつくりを実現しました。
また、お寺ならではのしきたりも十分に考慮しつつ、新たな庫裡(住職が住む住宅)の考えをご提案しました。
薪ストーブや静かな書斎、家族それぞれのプライベート空間、そして猫も同居できる家が完成しました。
-DETA-
建設地 | 伊達市保原町 |
建坪 | 52.42坪 |
Ua値 | 0.34W/㎡K |
C値 | 0.4㎠/㎡ |
家族構成 | 3人 |
断熱仕様 | キューワン断熱 |
竣工年月 | 2024年7月 |